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荏原は、5月19日(現地時間)、カナダ国バラード・ジェネレーション・システム(以下、BGS)社との間で、固体高分子型燃料電池(以下、PEM-FC)を利用した定置式発電システムを日本国内で販売・サービス・製造を行う合弁会社を設立し、またBGS社に資本参加することにつき基本的に合意を致しました。
合弁会社は、資本金を約21億円(荏原51%、BGS社49%の出資比率)としてBGS社のPEM-FC定置式発電システムを日本で国内独占販売・サービス・製造することを、その事業内容とし、年内の設立を予定しています。またBGS社への出資金は約13億円(出資比率約5%)を予定しています。
燃料電池はPEM-FCの他にリン酸型、溶融炭酸塩型、固体電解質型などの各種の燃料電池があり、従来の燃焼による発電技術と比べて、窒素酸化物或いは硫黄酸化物などの発生がほとんどなく、また高い効率のためCO2削減効果が大きく環境に優しい技術として、現在世界中で開発或いは実証試験が行われています。
昨年12月に京都で開催された気候変動枠組み条約第3回締約国会議(COP3)においても、地球温暖化の原因物質であるCO2の各国の2008年〜2012年の排出削減目標が決定されており、その排出削減のために太陽光発電や風力発電などと同様に燃料電池も貢献することが期待されています。
燃料電池発電は、我が国において、1994年12月に「新エネルギー導入大綱」が閣議決定され、太陽光発電、風力発電とともに、長期的観点からエネルギー供給構造が脆弱な我が国の主要なクリーンエネルギー源として位置付けられています。そのために、国等により燃料電池発電の導入或いは普及が強力に推進されております。
また、我が国だけでなく、世界的にも、その普及が期待されており、特に、米国その他の先進国においては、地球温暖化をもたらすCO2を低減可能なクリーンなエネルギーとして、普及に国をあげて取り組んでいます。
PEM-FCは低温作動型(約85℃)の発電装置でその電解質に高分子膜を使用しており、水素ガス或いは改質した都市ガスなどの燃料と空気から直接電気を取り出すことができ、クリーンで高効率な技術として注目されています。また、小型・軽量、低コスト、高信頼性及び電解質の補充が不要などの大きな特徴をもっています。
当社は、従来から環境共生(ゼロエミッション)型社会の構築に必要な技術とシステムの開発に積極的に取り組んできました。
特に、エネルギー関連技術として、廃棄物ガス化溶融高効率発電、太陽光発電、カリーナサイクル発電、風力発電等々の画期的な技術を保有し、あるいは開発中であります。
燃料電池発電はクリーンで高効率な発電を実現できる技術であり、とくにPEM-FCは、高分子膜を利用することにより、高出力、高効率そしてスタックの再生利用が可能です。当社は、燃料電池発電の中でもPEM-FCが当社のゼロエミッションシステム構築のために必要不可欠な環境に優しい技術として注目をしてまいりました。
当社は合弁会社設立を契機に荏原の保有する吸収冷凍機などの製品を組み合わせ、コジェネレーションシステムを開発するとともに、PEM-FCの燃料として当社保有の上下水道水処理技術、廃棄物処理技術を活用して、これらの設備から発生するメタンガスを利用、発電して資源の消費を抑え、トータルなゼロ・エミッションシステムの構築を目指します。
合弁会社は2000年からフィールドテストを開始して、2003年から商用機の販売を予定しており、2003年には約40機の販売を計画しています。
また、フィールドテスト用定置式発電システムの容積と大きさはそれぞれ、約47m3、2.4mW×2.7mH×7.3mLを計画しており、2003年には、この容量を更に数十%小さくして小型・軽量化を図るよう計画しています。
当社の役割は、新合弁会社の事業経営に技術、営業、アフターサービス、管理のすべての面で、グループをあげて協力することであり、これを通じて我が国のクリーンエネルギー利用拡大に貢献できるものと考えております。
BGS社は定置式発電システムでは世界のトップクラスの技術をもち、定置式発電プラントの商用化を目標に開発・生産・販売を担当するバラード・パワー・システム(以下、BPS)社の子会社であり、1996年12月に設立されました。現在の株主はBPS社、米国のGPUインターナショナルであり、近々フランスのGECアルストーム社が参画する予定です。
BGS社は高品質・クリーンな分散型電源の需要増加を背景として、PEM-FC定置式発電システムの商用化を目標に、エネルギーマーケティング会社、製造パートナーと共に市場戦略を進めています。
またBGS社はその保有する技術を世界的に普及する構想をもっておりました。ここに、ゼロエミッションシステムの構築を事業目標とする当社と経営理念が一致したため、両者で出資を行い合弁会社を設立し定置式発電システムに係る事業をスタートすることを基本合意致しました。
BPS社は、PEM-FCの開発において世界のリーダー的企業です。BPSの製品の中心となるものは、天然ガス、メタノール、ガソリンまたは水素のもつ化学エネルギーを燃焼過程を経ずに電気に変換するというゼロエミッション型の発電システム「バラード燃料電池」であります。現在、バラード燃料電池はダイムラーベンツ、フォード、GM、クライスラー、日産自動車、本田技研工業、フォルクスワーゲン、ボルボ、松下電気、GPU
インターナショナル、GEC アルストーム、シナジーなど各国のリーディングカンパニーでゼロエミッション自動車、定置式発電プラントおよびポータブル発電システムの開発のために使用されています。BGS社のPEM-FC定置式発電システムはBPS社が開発したPEM-FCを使用しています。
BGS社の250kW PEM-FC定置式発電システムは、固体高分子型燃料電池としては、世界最大であり、かつ、世界で初めて実用に供する目的で開発されたものであります。
現在、PEM-FC定置式発電システムは、BGS社のカナダ・バンクーバー郊外の工場にて250kWのプロトタイプがテスト運転中です。1999年から北米及びヨーロッパでフィールドテストをスタートして、日本での250kW第1号機フィールドテストは2000年中頃を予定しています。
また、各々のテリトリーは、BGS社が北米、GECアルストーム社とBGSの合弁会社がヨーロッパ、当社とBGS社の合弁会社が日本を担当することになります。
*スタックとは、必要な電力を得るために単電池を重ね合わせたものです。
《添付書類》
1.BPS社、BGS社 会社概要
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(1)Ballard Power Systems Inc.
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社長兼CEO
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フィロッツ A. ラズール |
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広報担当
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デビー ローマン
バーナビィ BC州 カナダ
Tel:1.604.412.4740 Fax:1.604.412.3131 |
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本社所在地
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9000 グレリオン パークウェイ バーナビィ BC州 カナダ |
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従業員数
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:
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236人 |
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事業概要
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PEM-FC、それに関連する定置式発電システムおよび移動用システムの開発・商用化 |
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(2)Ballard Generation Systems
Inc.
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社長
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スコット A. ワイナー |
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広報担当
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:
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デビー ローマン
バーナビィ BC州 カナダ
Tel:1.604.412.4740 Fax:1.604.412.3131 |
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本社所在地
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:
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ユニット C, 4242 フィリップス アーベニュー バーナビー
BC州 カナダ |
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出資
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:
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BPS, GPU International, GEC ALSTHOM(予定) |
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従業員数
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97人 |
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事業概要
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:
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PEM-FCを使用した定置式発電システムの開発・商用化 |
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